インターネットと言えば現在光回線がスタンダードなものとなっており、企業や一般家庭でも積極的に導入されています。
各通信会社も光回線導入を推進していますし、導入のための営業活動も積極的に行っていますから、今後さらに普及していくことは間違いないでしょう。
しかしだからと言ってすべてのところが光回線を利用しているわけではなく、中には現在でもadsl回線を利用しているところもまだまだあります。
なぜ今更adsl回線を利用するの？と疑問に感じている方も多いかもしれませんが、adsl回線を利用しているユーザーはまず光回線の対応エリアに入っていない、あるいは現状に満足しているのでわざわざ料金を高くしてまで光回線を導入するメリットを感じていないと思っています。
前者は導入したくてもできませんから仕方ありませんが、後者は光回線を利用できる環境にも関わらずadsl回線を利用しているのでそこにはきちんとした理由があります。
これは先ほどお伝えしたようにadsl回線に満足していること、そしてコストをできるだけ抑えたいというのが主になっています。
そして注目すべきはadslのサービスがまだまだ充実している点で、たとえば固定ipアドレスを使ったサーバー構築やホームページの運営もできますから、光回線を利用するときと同じような用途で使うこともできます。
ビジネスシーンでもadsl回線を利用しているところはありますし、それほど頻繁にインターネットを使う機会がないのであれば十分と言えば十分なのです。
ただ近年少しずつではありますが、adslのサービスを終了させるところが出てきているのも事実で、たとえばocnのadslサービスは2017年の3月31日をもって終了となりました。
ocnはNTT系列のプロバイダとして高い人気を誇っておりユーザーもたくさんいましたので、これを機に光回線に乗り換える人も結構いるようですから、分岐点と言えるかもしれません。
